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黒彩のできるまで

「黒」に「彩る」と書いて「こくさい」と読みます。始めに下地に黒を塗り、そこから色を重ねていくことから「黒彩」と名付けました。すべて、九谷焼の上絵による伝統技法を使っていますが、全体としての手法は、独自に作り出した新しいものです。竹隆窯 北村 和義

1.下地づくり①生地の下地に凹凸をつけるために、上絵の具をハケでたたく。 焼成(800℃) 2.下地づくり②
さらに下地の黒を全面に塗ります。
また、後の絵付け作業の為に、補助線を引く場合もあります。
焼成(780℃) 3.彩色・絵付け
線書きをしてから、雲母(うんも)絵具でぬり重ね、彩色をほどこします。
焼成(760℃)
4.仕上げ
金箔を貼り、焼き上げます。
仕上げる内容によって、金彩(きんさい)・銀彩(ぎんさい)の仕上げを行う場合もあります。
焼成(730℃)5.完成

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